百合は、ポケットからIpodをだした。イヤホンを耳にいれ、大好きなバンド・piece の曲を流した。 「・・・ねえ。」 「ねえ!」 突然、曲が途切れた気がした。 「・・・え?」 目の前に見知らぬ男の子がいた。 「君さー。いくらなんでもわざわざ屋上で立ったまま寝ることなくない? いきなりたおれたから、びっくりしたよ。」 ・・・?たおれた・・・? 「すいません、なにを言ってるのかさっぱり。」