「・・・はい?」 屋上にはただ2人。どう考えても声を発したのはあたしの目の前にいる、 杉田草太という人物だ。 「だーかーらー。僕と付き合えばいい。」 「ちょ、草太?あんた自分で何言ってるかわかってる?」 「うん。だから付き合おうよ。」 あたしの頭の中はこんがらがった。 「そのライブ、いつ?」 「ら、来週の日曜の夜6時から・・・」 「はい決定。朝10時に駅前でね。」 そういって、彼は言ってしまった。