ダブル・ブレイカーズ01

『この血でご紹介するよ』

「な―――――――――?」

瞬間、

チケットの周辺に魔方陣が浮かび上がる!

「カナ!」

アスタリスクは彼方に近づく。

『来なよ』

魔方陣は、彼方とアスタリスクを捕らえた。

「アスタリスク。これって――――――」

「強引なご案内だね」

「だよなぁ!行くよ!」

彼方は銃で空中を撃つ!

そして、二人の姿が消えた。


「――――――!」

さくらは突然の銃声に驚いた。

「――――――?彼方くんとアスタリスクくん?」

さくらは周辺を見回した。

「あ」

さくらは見つけた。

彼方とアスタリスクが戦っていたところに、

漆黒の拳銃があった。

「ちょっ、彼方くんの銃じゃないの?」

さくらは銃を握った。

「二人は?」

さくらは呟いた。

だが、そこには、二人の姿がない。

この銃はまるで――――――

彼方とアスタリスクの身に何かがあったのだろう。