V
彼方とさくらは、少女を尾行していた。
「名前は、安奈」
彼方は呟いた。
「女の子の名前よね?」
さくらは尋ねる。
「うん。15歳で、交遊関係は」
「そんなことまでわかるの? 」
「アスタリスクに調べてもらったよ」
「アスタリスクくん凄い―――!」
「で、親とは仲が悪い」
「―――――――――――」
「さくら?」
「キナ臭い所を通ったけど?」
「裏通りだ。行くよ」
「そうだよね」
さくらは答えた。
すると、
「伏せろ!」
彼方はいきなり、叫ぶ!
「彼方くん!」
「伏せろ!」
彼方は銃で、それを撃ち抜く!
バンバン!
銃声が響いた。
「彼方くん!」
「大丈夫!それより、」
彼方は、あたりを見た。
「どうしたの?」


