ダブル・ブレイカーズ01

「おーい。アスタリスク?」

<推理してたのさ>

「そっか。ね、アスタリスク」

<ん?>

「一緒にきてくれ!」

<なぜ?>

「頭脳労働――――――ギャンブルに突入するかも!」

<わかった。どこにいるんだい?>

「――――――娘さんを尾行するよ」

<なるほどね。カナ、カードは?>

「ん」

<オッケー。無茶は――――――譲歩してよ>

「はいはい!」

彼方はスマートフォンを閉じた。


「アスタリスクくんだったの?」

「おう。―――娘を発見」


彼方は呟いた。

そこには、白いワンピース姿の少女がいた。


「あの女の子?」

「あぁ、行くよ」


彼方はそれを抜き取った。

それは、銃やナイフではなく、

漆黒のカードだった。