ダブル・ブレイカーズ01

<なんと、エンターテイメントな場所らしく、ギャンブルがメインだそうです!>

「「ギャンブル?」」

彼方とさくらは絶句した。


<そして、そこに行くと人々はのめり込み、性格が豹変するみたいです。皆さんはどう思いますか?>

「――――――――――――」

<以上、都市伝説のコーナーでした!次は、朝霧の天才幻を作る奇術師、マジシャンのファントム>

アスタリスクはラジオを切った。

「カナ、どう思うかい」

「オレが見たもの、祐也さんの発言、都市伝説、何かあると思わない?」

「そうだね」

「でも、どうやってそこに行くの?彼方くん――――――」

「うーん」

彼方はコーヒーのおかわりを注ぐ。

そして、

「申し訳ありません!」

いきなり、ドアが開いた。

「え?何?」

「今日は依頼がたくさんだね、カナ」

「誰?」

彼方は見た。

そこには、

柔和な雰囲気の女性が痛そうな顔でうめいていた。

「――――――大丈夫ですか?」

さくらは女性に近づく。

「いえ、少しパニックに――――――」

「シマの飼い主!」

彼方は女性に向かって言った。

「彼方くん、失礼だよ!中に入りましょう。あたしが応急措置をします」

さくらは彼方と女性に言った。

「彼方くん、救急箱は?」