「回収っと」

彼方とアスタリスクは宝石を持つ。

「警察に通報しような」

彼方が呟いた瞬間、

パトカーの音がした。

「来るみたいだ」

「じゃあ、戻りますか!」

「彼方くん?警察には、」

「オレらは探偵だよ、警察じゃない」

「その通り」

「わからないなぁ」

さくらは呟いた。



翌日、

「宝石は全て持ち主に行ったんだって」

アスタリスクはニュースを見ながら言った。


「みたいだな」

彼方は紅茶を飲みながら、レポートをまとめる。

さくらに、渡すためのものだ。

「彼方くん?」

さくらがやってきた。

荷物はまとめていた。

「さくら、あのさ」

「あたし、受けとれないわ」


「何で!」

「あたし、彼方くんとアスタリスクくんの恩返しをしたいの」

「は?」