ダブル・ブレイカーズ01



ということで。


彼方は真夜中に、道を進んでいた。


「―――――――――」


その時だった。


「あんた、持っているね?」


と、金髪の肉感的な美女が姿を見せた。


「ヒナ―――――――――!」


「逃げずに来たね。探偵」


「お誘いいただいたんでね」


彼方は呟いた。


「それじゃ、やろうか」

「うん」

彼方はナイフを取り出す。


「まずは、」


ヒナは鎖や鞭を蠢かす。


「姿を消したんだ」


「そ」


ヒナは言った。


「轟け!」

ヒナは叫ぶ。


すると、


鎖や鞭が一気に彼方に近づく!


「裁ち切れ」


彼方は鎖や鞭を散らす。


「オレを捕まえるつもり?」


「そうしたいね!」


ヒナは蹴りかかった。