さくらは二人を呆れながら見ていた。
「それで?」
「あたしの家の家宝なの」
「家宝?」
「お宝だよ。話が進まねーな」
「それをね、父が、出張で朝霧に行った時に取られたの」
「これまた物騒な」
「犯人の見た目とかはわかるかい?」
アスタリスクは画像を見たがら尋ねた。
「父も覚えていないみたい。すぐに、鞭で叩かれて、気絶したんだって」
「鞭ねぇ」
「宝石だけを取ったの?」
「うん。軽症らしくて」
「なるほど。眠らせるだけに叩いたんだね」
「性別とかは?」
「女性みたいよ」
「――――――アスタリスク」
彼方はアスタリスクに言った。
「こんな事件、聞いたことない?」
「聞いたよ」
「二人とも?」
「七瀬さん、聞いてくれよ」
「それで?」
「あたしの家の家宝なの」
「家宝?」
「お宝だよ。話が進まねーな」
「それをね、父が、出張で朝霧に行った時に取られたの」
「これまた物騒な」
「犯人の見た目とかはわかるかい?」
アスタリスクは画像を見たがら尋ねた。
「父も覚えていないみたい。すぐに、鞭で叩かれて、気絶したんだって」
「鞭ねぇ」
「宝石だけを取ったの?」
「うん。軽症らしくて」
「なるほど。眠らせるだけに叩いたんだね」
「性別とかは?」
「女性みたいよ」
「――――――アスタリスク」
彼方はアスタリスクに言った。
「こんな事件、聞いたことない?」
「聞いたよ」
「二人とも?」
「七瀬さん、聞いてくれよ」


