あめあがり



彼は緊張しているのか、
いつもと違って
ぎこちなく微笑んでいた。

「あっちで話そう?」

そう言いながら彼は歩道橋の麓にある
石でできた椅子を人差し指で指した。


彼は緊張しているようで
せかせかと急ぐように
歩道橋の麓まで歩いた。