「あぁ、奥の部屋で寝てるよ。……って俺がそんなに疑わしいか?」 ははっと、笑っている男の人。 この笑顔が不気味なんだよっ。 「はい、とっても」 「ハッキリ言い過ぎだよ。ほら、おいで。こっちの部屋にいるから」 手招きされ、奥の部屋まで案内された。 …ーーガラガラ 扉を開くと、熱さまシートをおでこに貼っていて…苦しそうにしている翔太が眠っていた。 「俺、看病に来てるんだよ。こいつ、昨日寝てないらしくてさ」