話してるうちに、自分の頬が赤くなっていくのがわかった。 「話してる途中悪いけど、顔真っ赤」 「知ってます!」 こんなことをしてても時間の無駄。 話、続けなくちゃー。 「逃げてきたの。たぶん、琉樹は傷ついた。ねぇ、どうすればいいのかな?」 恥ずかしいけど、誰かに話さなきゃ先が見えない。 翔太の家にいるっていうのに、頭は琉樹でいっぱい。 あぁ…あたし、こんなにも好きなんだ。