部屋に入るとベッドに転がった。 そして、自分の手を唇に当てた。 「本当に…したんだ…」 はぁ…とため息をすると、部屋からフラフラと出て、買い物に…と家を出た。 目を赤くしながら。 「ねぇ君。どうしたの?」 え?と思いながら後ろを向くと、ひとりの男の子があたしの方をみていた。 「なんでもないよ……あなた、誰?」 「あ、ごめん。俺は翔太」