無言で歩き続けるあたし。 これには…一応理由がある。 ……明日は、あたしの誕生日だから。 琉樹があたしの誕生日を覚えていてくれてるのか。 そんなことばかりが頭を走る。 「ねぇ…明日って何の日か覚えてる?」 小さな声だったけど、琉樹には聞こえていたようで。 「…………………何かあったか?」 うん。覚えてないね。 てゆうか、なに今の間?みたいなの。