Animl life ~アニマル ライフ~


ガララー


私がモヤモヤ考えていると

手術室の扉が開いて、中から担当医の人が出てきた………


「手術は成功しました

命に別条はありません」




皆の……
私と天佑以外の皆の顔が安心の色に変わった…



きっと天佑は……

まだ自分のことを責めてるんだろうな







担当医の人に案内されて紫音のいる病室へ行った…


紫音はたくさんの管に繋がれていて
全身が包帯でぐるぐる巻きにされていた



誰も口を開かなかった……

いや…開けなかったんだと思う



それくらい
紫音の姿は痛々しかった…


私の隣にいた天佑がフラフラと紫音のところへ行く


「紫音……ごめん……僕…
仲間を……守れなかった……」



天佑は何度も「ごめん」と繰り返してる



私は…
ただ…涙を堪えて見ていることしかできなかった…


昨日は…
あんなに元気だったのに…

今はまるでミイラ…


その横で謝り続ける天佑が…見てられなかった…



紫音…
早く目を覚まして…いつもみたいに天佑とくだらない喧嘩してよ…



我慢してた涙が…

私の頬を流れる…
声は押し殺して…誰にも気づかれないように

昨日の夜…紫音が涙を拭いてくれたことを思い出す

涙は溢れるばっかりで、全然止まってくれない…