鉄の救世主Ⅳ(くろがねのメシアⅣ)

海中に入った途端、凄まじい潮の流れとうねりに体を持っていかれそうになる。

嵐の海は、とても常人が泳げる状況ではなかった。

過酷な訓練を積み重ねた特殊部隊員の三浦達だからこそ、辛うじて泳げる状態。

可能な限り水中に身を沈め、ニミッツ級8番艦に接近する。

潜水艦などでは、レーダーやソナーで発見される恐れがある。

一番確実なのは、目視でも発見しにくくレーダーにも反応しない、こういった視界不良の悪天候の時に自力遊泳する方法だった。