「お前、ホント運動神経だけはいいよな~!」





「だけってなんだよ!だけって!」





「だってそうだろ?」





「そんなことない!勉強以外はほぼ出来る!!」





そして、私がトイレから帰って来ると夏樹たちは何故か私の話をしていた。





「じゃあさ、秋穂ちゃんに告白してみろよ」





私は思わず身を隠してしまった。





「な!なんでそうなるんだよ!?秋穂関係ないだろ!?」





「だって、ほぼなんでも出来るんだろ?だったらやってみろよ」





「そうだそうだ!好きなんだろ!?」





夏樹の顔がみるみる赤くなるのがわかる。





「あ!丁度帰ってきたぜ!」





私はひとりの男子に気づかれて





隠れることができなくなってしまった。





「えっと・・・」





私は少しずつ近づいた。





「さぁ・・・早く言えよ・・・」





男子に急かされて、夏樹は口を開いた。





「す、好きだ!付き合ってくれ・・・」