「も、もう・・・大丈夫だよ・・・」





「夏樹!大声出したら秋穂の風邪が悪化するだろ!?」





「あぁ・・・悪い悪い・・・」





「それより夏樹こそ大丈夫なの?」





「ん?何が?」





とぼけたような夏樹に私は拍子抜けした。





「2位だったんでしょ?」





「あぁ・・・!それか!大丈夫!俺の努力が足りなかったんだな!!」





「そ、そっか・・・」






私は少し呆れたように言った。