私は、冬樹が不登校になる前日の学校での出来事を思い出した。





その日冬樹は、いつにも増して冷たかった。





ただ機嫌が悪かっただけだと思っていたけど





次の日から急に学校へ来なくなってしまった。





「じゃあ、一回家に荷物置いてから向かうね」





「うん」





美術部が終わり





私は香菜と一緒に教室へ戻り、ケータイを取り出した。