「え!?今日から!?走れるの!?」





香菜はかなり驚いた様子だった。





「ううん、見学と無理のない範囲の準備運動だけだけど・・・体動かさないと感覚忘れちゃうんだって」





「そっか、なるほどねー」





放課後になり、私は夏樹を一人で帰らせるのが心配なので部活が終わるのを待っていた。





「遅いなー・・・、やっぱり迷惑だったかな・・・でも、一人で帰らせるのも不安だし・・・」





私は少し陸上部の部活の方へ向かった。





「あの・・・!す、好きです!」





突然の女の子の声に私は驚いて、小走りで声のする方へ向かった。





壁から覗いてみたら声の主の女の子と夏樹が居た。





な!夏樹が告白されてる・・・!