午前4時にもなれば、少しずつ明るくなってくる。 眠るときまで同じ部屋に泊まっている冬樹を起こさないように、そっと身を起こした。 便箋を取り出して、カーテン越しの微かな明かりで文字を書く。 書き終わるまで、冬樹が起きないことを祈りながら。