四月の魔女へ ~先生と恋に落ちたら~

午前4時にもなれば、少しずつ明るくなってくる。

眠るときまで同じ部屋に泊まっている冬樹を起こさないように、そっと身を起こした。



便箋を取り出して、カーテン越しの微かな明かりで文字を書く。

書き終わるまで、冬樹が起きないことを祈りながら。