幸せをもう一度



まだ喋ってる。

桜羅と母親の顔は笑顔で
とても今は行けない雰囲気だった。


私は階段の隅に隠れて
2人の会話を聞きながら終わるのを待った。



「お帰り、美姫。」

美姫が帰ってきたらしい。

桜羅が
「こんにちは」
と挨拶をすると

明るい声で
「こんにちは」
と返す声が聞こえてきた。


あんな声何年ぶりに聞くだろう。


やっぱ、桜羅はすごいなぁ。



そう思うと一粒の涙がこぼれ落ちた。