好きだから大嫌い


適当に卒業できれば良いかとしか思っていなかったのになぜか学校が楽しみで目が覚める。

あの子今日はちゃんと遅刻しないで来るかな…。
って寝起きからなに考えてんだ俺。

適当に準備をして家を出る。
余裕で学校に間に合う時間だ。俺にしては珍しい。

が、しかし駅に着いてホームの椅子に座って30分が経った。
待ち合わせもしていないのに苺ちゃんを待っている俺。
まじでなにしてんだ?

「今日って1時間目なんだっけー?」
「たしか数学だったかな」

同じ高校の制服を着た女子2人。見覚えがある顔をしている。
1人はたしかアイツの友達?昨日仲良く話してたような。

女子2人は俺に気がつくと

「あ〜!祐斗くんおはよ〜!一緒に行こ〜?」

上目遣いで俺に話しかけて来る女を無視して

「あんた苺ちゃんの友達だよね?」

もう1人に話しかける。

「そ、そうですけど…」

「一緒じゃないの?」

「あ、えっと苺今日も寝坊して…それで…別々で…」

おどおどしながらも説明してくれている。
小柄で白くていかにも男が好きそうなタイプの子。