「ただ今……です」 なんか気まずいから、なーちゃんの家に泊めてもらおうかとも考えた。 でもそんなことをすると、余計水月くんと気まずくなる気がして、がんばって帰ってきた。 でも……。 「おかえりなさいませ。 あらあら、おケガは大丈夫ですか?」 ウメさんは優しく出迎えてくれたけど。 肝心の水月くんの姿が見えない。