残りの体育の授業を、ちょっとだけサボることにしたあたしとなーちゃん。 植木の陰っていうか、植え込みの陰にこそこそ座る。 も・ち・ろ・ん!! 『先生が心配するから戻ろうよ』 って、あたしは言ったのだけど。 『千亜の話を聞いてからね!』 意外とガンコななーちゃんは、引き下がろうとしなかった。