「その...あなたは?」



私はその時初めて彼と目を合わした

彼の目は二重で
だからといって顔全体がかわいくはなってない
むしろ一つ一つのパーツがうまく組み合わさって

凄くカッコいい




「俺?俺は...時雨。」
「し..ぐれ」



名前なのかな?
名字か名前かは分からなかった
時雨って名字でも名前でもおかしくないから



それくらい時雨って名前が彼には似合っている




いきなり時雨くんは立ち上がって私の前に来た
私は155cm位で時雨くんはきっと175cmくらいだろう



だから時雨くんは私を少し見下ろしていた


「なあ、二宮。お前今まで何人の男と付き合った?」
「えっ?」