夜、屯所内はどんちゃん騒ぎ


皿に乗った料理はすぐなくなるし、零れたお酒をふかないといけないし...



何時ものうん十倍も忙しい


「おいおい??
お前が働いてどうする?
今日はお前の歓迎会だぞ?」


軽く酔っ払った永倉様が私の肩に手を起き、グィ、と酒をひと飲みする


「ですが、働かないと...」



明日の朝が悲惨だ。


とは言わなかったがそう思っているのは事実


だから今のうちにでも片付けられるものは片付けたいのに、ズルズルとひきづられるように歓迎会が行われている部屋の真ん中に連れてかれる



「おー、慶じゃぁん!

飲んでるかぁ〜?」


ツーンと鼻につくお酒の匂いをさせて近づいてくる平助



「平助、酔ってませんか?」


「ん〜?
酔ってないでー”しゅ”!」


ああ、完全に酔ってらっしゃる。


足取りもフラフラだし、何より顔が紅潮なさってる