私達は新選組とは別行動を取り、近藤様の紹介である宅にて総司の療養と....



私のお腹の中にいる子供の為にやすませてもらっているのだ



山崎様が亡くなってしまった後に気がついた子供の存在



『山崎君の生まれ変わりだったらどうしょう。』



と総司はそれが心配で心配でならないらしい


私はそれでもいいんじゃないかとはおもっているのだが。



「ねえ、この子まだ出てこないの?
ねえ、ちょっとこの子ダラダラしすぎなんじゃないかな?」



まだ三ヶ月しかお腹の中にいないのにダラダラしすぎとはなんということを言うのだろうか

まだあと七ヶ月、いまからそれでは先先不安でもある



「急かさないであげて

急ぎすぎて元気に生まれてきてくれなかったらどうするの?」



「そしたら、元気になるよう僕の饅頭でもあげるさ、」



そう言って何度も縁側で私のお腹をさすってお腹の中の子供へと話しかける

「近藤さんにも合わせてあげる」とか「土方さんには会いたくないって?」とかどっちかというと総司の都合がかなり混ざっているのが可笑しい。