「あ、うん..そうだよ。」


言われた私は赤面、だけど、言った本人の総司も赤面


本当に、これじゃあ恋仲に見えてしまっても仕方が無いのだろう



結局、総司に手伝ってもらって、彼の悪戯でだいぶ時間をさいてしまったが、こういうのも悪くないなぁ、と思っしまう


これも惚れてしまったのだから...仕方ないんだろう



これで、彼と本当に恋仲になって夫婦になったら...


そこまで考えると何故か赤面してしまい、慌てて考えるのをやめて、ゴシゴシと今している屯所の総司に力をいれたのだが...



「平助...と、伊東様?」



屯所の奥で何やら話をしている二人の姿が見えて手が止まる



珍しい組み合わせだな...、そんなことを思いながら原田様と永倉様みたいな盗み聞きはしていけないと思い、掃除を続けていると、急に影が出来て手元がはっきりと見えなくなる



「....伊東様?」



顔をあげてみればそこにいるのは伊東様で、何故か山南様がなくなって以来、ギクシャクしていたので喋りづらい



「少しお話しいいかしら慶さん。」


「え、あ..はい。」


断る理由もはいので、そう言うとじゃあ、と彼の部屋に招き入れられる



だが、私なんかに何の用があるのか、とか平助はいいのかとか少しの疑問が浮かぶ


「藤堂君とはもう話がついたからゆっくり、じっくり話しましょう」