教室に入ってきたのは、仁だった。 玲「………仁……どうしたの?」 仁「…別に…?」 仁はうちが座ってた隣の椅子に座る。 ………仁がなにも話さないで無言だから、うちはまたいろいろ考えてしまう。 大関さんと暮らす…お母さんの近くで… でも希羅のことも、風雅のみんなとも離れることになる…この学校とも…もうあまり会えないかもしれない。 でも、………。 そう思いつめてた時、仁が口を開いた。