希羅×風雅 ~笑顔の君~



大関「唯には、出会った頃からまったく身内の話をしなかったので、驚きました。まさか、こんなに大きな子供がいたなんて。」

玲「母は……うちを邪魔だと言いました…うちがいるから、母は、幸せに……なれないって…ずっと言われ続けてきました……。」


そう、うちがいるから働いて、自分が幸せになんてなれないと……。

大関「唯は…あなたに悪いことをしたと言ってました。今まで1人にさせて悲しい思いをさせてきたことを、とても後悔していました……。今更顔を出せなくて、唯一できたことが、仕送りだけだったと…。」

後悔…………?

1人に………。

玲「……っっ…な……にさ、それ…。」

うちの目からは大粒の涙がこぼれ落ちる。