希羅×風雅 ~笑顔の君~



倉庫に着いてからも沈黙が続いていた。

その沈黙をうちが遮った。

玲「まさか…親が……亡くなってるとは思わなかったよほんと。…………病気くらい…………言えよ………なんで……なんで隠すかな……ほんと…………どんだけうち……必要と……されてなかった……んだよっっ。」

そう、泣きそうな声で叫んだ。

莉斗「玲………。」

玲「最低な親……だった……でも、うちにとっては……大切な…お母さんで……きっといつか…向き合える日が……来ると思ってた…………なのに……。こんな終わり方ない……うちは…大切な人を不幸にするんだよ………うちと一緒にいたらダメなんだよっっ‼︎‼︎‼︎」

うちはそう叫ぶ。

でも、それを上回る声で

紘「バカなこと言ってんじゃねぇよ‼︎‼︎」

紘が怒鳴るようなでも、どこか悲しそうな声で言った。