翌日。 私はいつも通り身支度をして家を出た。 行く先はもちろん学校だ。 電車の中でふと、鞄から生徒手帳を取り出した。 その表紙の裏には、篠崎さんが小学校を卒業する時にくれた一枚の写真が挟んである。 それは篠崎さんが小学6年生の頃に修学旅行に行った時に撮ってもらった篠崎さんとその友人の写真だ。 私はそれを肌見離さず持っていた。 小学2年の、3年に進級する前からずっと。 生徒手帳の表紙の裏を眺めているうち、「間もなく終点-」と車内アナウンスが流れた。