「少しだけでも話せたらそれでいい?」 そう私は問いかけた。 「うん。引っ込み思案な紗理奈が少しだけでも篠崎さんと話せたら凄いと思うよ」 と麻弥は返した。 「わかった。じゃ、明日、やってみる」 「よく言った。それじゃ、明日実行しよう」 わしゃわしゃと私の髪を撫でる彼女に思わずウフフ、と笑みが零れた。