でも、がんばらないとね!
私達の未来の為にも、しっかり挨拶しなきゃ!
ただでさえ、遅くなっちゃったんだから。
私は気合を入れて呼び鈴を鳴らした。
すると、わずか数秒後。
「は~い!」
という声が聞こえてきた。
そして、ガチャッという音とともに伸治のお母さんが出てきた。
「いらっしゃい!待ってたわよ♪」
「お、おじゃまします!」
「どうぞ♪上がって♪」
「おう!行くぞ、愛実」
伸治はスタスタと入っていってしまったので、私も急いで後に続いた。
あれ?そういえば、待ってたって言ってたけど……。
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