私は急いで準備をした。
―数時間後。
「……ほんとに着いちゃった」
「な?なんとかなるって言っただろ?」
あの後、私達は準備をするとすぐ空港に向かった。
そして、空いている席がないか尋ねると、「あぁ、ありますよ♪」と言われたので、そのままお金を払って乗り込んだ。
そして、無事に到着。
「よし!じゃあ家に向かうか!」
伸治は家までのルートが分かるみたいで、タクシーみたいな車に乗って、私達は家を目指した。
「着いた!」
伸治の言葉を聞いて、開いたドアから降りてみると。
目の前には家が一軒建っていた。
ここに、伸治のご両親がいるんだ……。
よく会ってたけど、改めて挨拶に来ると、緊張しちゃうな……。

