「別にそういうわけじゃないよ！」
「ふーん。なら、結婚したいってことだよな？」
まぁ、そういうことだけども！
なんか、伸治の意地の悪い笑みを見ると、はめられたような気しかしないんだけど……。
「だったら、するか！結婚！」
「……え！？ほんとにやるの！？」
「あたりまえだろ？ちゃんとお前の気持ちも確認したし、問題ないじゃん？」
確認の方法はちょっと問題があったけどね……。
ま、いっか！
「でも、私はまだ伸治の気持ち聞いてないよ？」
「何？俺の気持ち疑ってるわけ？」
「そ、そうじゃないけどさ……」
やっぱり、言葉にして言ってもらわないと不安でしょうがない。
