「僕にはまだそれが出来ない。だから、なつみちゃんをかっこいいなって尊敬してた」
そ、尊敬って……。
「で、気づいたら目で追ってて、あぁ、僕はなつみちゃんが好きなんだなぁって♪」
なんだか気恥ずかしくなった私はうつむいた。
すると、翔也先輩が下から覗き込んできたので、「うわっ!」と声を上げて飛びのいてしまった。
翔也先輩は立ち上がると、私に向かって、真剣な表情で言った。
「僕と、付き合ってくれますか?」
そんなの、返事なんて決まってる。
「はい!」
私は笑顔でうなずきながら言った。
「じゃあ、母さんに報告しなきゃね?」
「はい!そうですね♪」
私達はお墓の前に行き、手を合わせた。
「母さん、この子が一緒に住んでる、彼女になった子です」

