『好きです』と。
自分でもびっくりした。
そっか、私は先輩が好きだったのか。
考えてみれば、ゲームセンターで遊んだ後、また買い物に行きたいと思っていた頃から、好きだったのかもしれない。
買い物に誘って断られた時にショックを受けたり、今日も何をするのか気になってついて来たり。
考えてみれば、好きじゃなかったら普通はありえない。
そして今日、翔也先輩の過去を知って、あの表情を見て、翔也先輩の力になりたいと思った。
結果、その気持ちが“好き”という気持ちを生み出し、勢いのままに言ってしまった。
たとえ振られてしまっても後悔はしない。
これでよかったと思う。
「…僕も、なつみちゃんのこと、好き、だよ?」
「そうですか。………えっ!?」
えっ、今、私のこと好きって言った!?

