「え?あ、そうなんですか……。じゃあ、しょうがないですよね!」
予想外の返事に、私は少しショックを受けていた。
「ほんとゴメンね?どうしても、大事な用事があって……」
「いや、いいですよ!ちょっと誘ってみただけなんで!」
申し訳なさそうな翔也先輩を見て、胸が痛くなった私は、明るくそう言った。
そして、翌日。
授業が終わり、校門を抜けた私は、ある人物を見つけて、足を止めた。
「翔也先輩……?」
私の前を歩いているのは、翔也先輩だった。
けれど、その道は家とは反対方向で。
私はデパートに向かおうと思ってたんだけど、翔也先輩はどこに行くんだろう?って思って。
その時、昨日の夜の会話を思い出した。
『どうしても、大事な用事があって……』

