そう言うなっちゃんの表情は、どこかうれしそうだった。
「特に、どうして付き合うことになったのか、聞きたいんだけど!」
「あー、その話か……。まぁ、愛実なら話してもいいかな」
そう言って、なっちゃんは懐かしむように語り始めた。
~なつみside~
最初は、ただの同居人だった。
「今日からお世話になります」
「よろしくね!適当に荷物置いて、部屋も自由に使っていいからね」
「はい」
翔也先輩の第一印象は、明るくて、親切で、気さくな人。
そんな感じだった。
いいところばかりだけど、その無邪気な明るさが、少し苦手だった。
でも、翔也先輩は人と仲良くなるのが上手いみたいで、一日もすれば私達は仲良くなっていた。

