「ま、もうしちゃったけどな。それにしてもお前、さらに顔赤くなってね?」 「そ、そんなことないよ!別に変わんない!」 ほんとはさっきのキスで顔は真っ赤だと思うけど、とぼけておいた。 「ま、どっちでもいいけど」 伸治はそう言うと、スタスタと歩き始めた。 「どっかいくの?」 「は?部屋に戻るだけだよ。ていうかお前、覚悟しとけよ?」 「え?」 「もう今日だけでこんなに欲が出ちゃってるから、俺。今後はもっと大変なことになるかも」 そう言った伸治の顔には、悪魔のような笑みが広がっていた。