「よかったな!翔也!」
伸治がそう言うと、
「伸治~!ありがとな~!」
翔也さんは泣きそうな声で言いながら、伸治にハグをしていた。
「やめろよっ!」
伸治は翔也さんを離そうとするけど、その顔はとても楽しそうに笑っていた。
「で?いつ式を挙げるの?」
私がそう質問すると、
「1か月後だよ!」
と、なっちゃんはうれしそうに言った。
「そっかぁ~。じゃあ今はいろいろ忙しいんじゃない?」
「うん。今日もこのあと式の打ち合わせがあるんだ♪」
すると、翔也さんが立ち上がった。
「そうだったな。そろそろ行くか!」

