時は経ち、

2年後 3年生の10月

私達はいつもどうりに学校に登校していた
そしていつもどうりに勉強をして、
放課後まで過ごす。
私達は家に帰るため用意をしていた。
でも、紗矢香がトイレに行きたいと言ったので、私は教室で待つことにした。
紗矢香が教室から出てすぐに
あの人が入ってきた
あの人とは・・・・・




南 奏太




私は私と紗矢香の鞄を持って教室を出ようとしたが、奏太が
「真琴。お願いだから、もう一回チャンスを、くれ。もうしないから。お願いだ。
俺には真琴しかいないんだ。頼む」
と、土下座をしてきた。
『そんなの信じられません。』
「あの時は脅されていたんだ。
してくれないと、真琴がどうなるかな?
って、だから、俺は、真琴が傷つくなら、
俺が汚れた方がいいと思ったから、」
『だから、どうしたん ですか?』
「・・・・え?」
『脅されていた。だから?それで私に何を求めるんですか?』
何を言っているんだ。
「だから、」
『今更言い訳なんで、いらない、ですよ!』
私は、何が言いたいんだ。
「すまなかった。でも、俺はあれからもずっと、ずっと、真琴が諦められなかったんだ!」
『え?』
何言ってんの?
「真琴が笑ってる時も、泣いてる時も、
今みたいに怒ってる時も、全てが愛しいんだ。俺は、真琴が好きで好きでたまらないんだ」
そんなの今更。
「俺は、真琴のことを、愛しています。」
そ、んなの、
『そんなの、卑怯だよー!
うっ!うわああああああああーん!
私だって、ひくっ!・・・私だって奏太が好きだったのに、ひくっ!・・あんな裏切られ方したから、』
「ごめん。ごめんな。真琴」
『うっ!・・・謝らないでよ。
私だって、私だって、奏太が好きなんだよ!』
「っ!・・・・じゃあ、真琴。」
『ひくっ!・・・ん。』
ちゅ!
奏太は私に触れるだけのキスをした
そして、
「真琴。俺と、付き合ってください。」