急いで階段を降りると、玄関で先にお母

さんがいた。

「ふふッ♡慌てちゃって♡」

「そんな事ないもん‼」

うぅっ。なんか泣きそうになってきちゃ

った。だめだめ!お母さんを不安にさせ

ないように笑顔で家をでるって決めたん

だから!

「…じゃぁお母さん、行ってきます‼」

「行ってらっしゃい。」

少し涙目でお母さんは言った。

やばいやばい!涙でちゃうよ。

でも我慢しろ、私!

~ガチャ~

よし、ここからはもう新しい世界。

お母さん、私頑張るよ。

強い気持ちで私は歩きだした。