「え?だ、だって部屋の鍵開いてたし

。」


「え。まじ?…それは俺の失敗だな。」

うん。それはあなた様の失敗ですよ。

って!そうじゃなくて!

なんであなたがここにいるのよ!

「あの…ここって西園寺女学院の寮の

101号室です…よね?」

「なに今更当たり前の事言ってんだ

よ。」

「いやいやいや!だって、ここ女子校

ですよ?あなた様、どうみたって男

の子ですよね?」

長身(推定186センチ)金髪の髪、切れ長

だけどパッチリとした目、外国人みたい

にスッと通った鼻筋、耳に空けたピアス

、スタイル抜群!誰からみたって申し分

のないイケメン男子じゃないですか!

「あぁ。男だ。

そしてこの女子校の生徒だ。」

「は、はぁー?!

あ、あの意味わからないんですが。」

「理解がねぇ女だな。

俺は、1年A組の小湊誠。本名だから。

お前は?」

「あ、え、1年C組の月島華凛です。」

「…まぁこれから三年間宜しく。

華凛。」

「あ、はい。こちらこそ……って

本当に三年間一緒に住むの?!」