「命あっての、ものだねじゃ。
 生きるのに、恥もクソもあってたまるか!」

 ふんぞり返って言うジジイに、軽く笑って、俺は、頭を上げた。



 ………生きよう。



 ……生きて日本に帰ろう、と。