だから。 残月は飛んで、と。 凛花がねだる。 義父に、触られるのは、ものすごく嫌だけど。 それで、死ぬ事なんて、無いんだから、と、強気に微笑む。 ……凛花。 お前の『強さ』は、一体、どこから出てくるのだろう? もろく 儚い ただの人間の女なのに……