皮が剥けた

容器の蓋を開け、中の液体に、用意した綿棒を浸す。

そして三秒後、持ち上げた綿棒の頭は、半透明に潤んでいた。

絆創膏を剥がし、傷口と綿棒を交互に見る。

傷口は、やや白くなっていた。水攻め洗剤攻めにされたせいだ。

血が流れてしまった今、皮膚が窪んでいるのが、よぅくわかる。

まるで、ゴルフボールの表面を拡大したようだ。

絶対に、絶対に、染みる。

それは、凄絶なまでに。

水とは、比べものにならないだろうことを予測し、覚悟を新たにした。