観覧車の中で、
彼女は恥ずかしそうに言った。
「あの…こうすけさん……」
「ん?」
「私、こうすけさんと
結婚したいんです。
もう、26ですし、
父に子供の顔も見せてあげたくて…」
「ごめん。それは無理。お前がそう思ってるなら、俺たち別れよう。」
「えっ…なんでですかっ⁈」
「前に話しただろ。
俺には離婚した父親と母親がいるって」
「はい…」
「実は、俺には3歳離れた妹がいるんだ。俺はその妹が好きなんだ。
だから…ごめん。」
「えっ…そんな、なんでですか!
なんで…私じゃダメなんですか…?
私、こうすけさんの妹にでも
何でもなります!
だから…だから、
私を捨てないでください!」
「……」
「こうすけさん…?」
「あのな、なな。落ち着いてよく聞け」
「はい…」

